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2004-11-07 (Sun)
tea



『和』なものが好き。

でも、そこにある人間関係が...



「性典の癖疫」ランクアップに『ぽちぃ?』あまり得意ではないのです。

先日参加させていただいたのは、
お煎茶のお席。
コンセプトは
「お煎茶を知らない方でも楽しくお茶を」
でした。
でもなかなかそうは行かない。
少なくとも、私はそう思いました。

私は、本当に短い期間しかこの世界にいなかったので、
私が目にした一握りの人たちがそうなだけなのか
もしくはこういった世界の人たちが皆様そうなか…
そこまでは分かりません。
しかし、私が感じた違和感は…
権力次第で間違ったことを通すことができる、
というその雰囲気。
平たく言えば『「先生」が言うことは絶対』ってコトですね。

これは…私がもっとも苦手とすることで…。
間違っていることは間違っているのですよ。
それは、事実が一つしかないことであれば必ずそうだし、
定まった答えのない、例えば人の気持ちとかのことであれば、
逆に間違ってることなどないはず。
しかし、私が接したこの世界の人々は、
多くがこの真逆の行動をとっていました。

例えば。
私たちは9席お煎茶のお席を設けたのですが、
各席でお手前をなさる方の雰囲気にあった和菓子を
それぞれ特注で用意していました。
和菓子は季節にあった秋のもの。
紅葉であったり松茸であったり…。
各和菓子にはお手前をする人の想いが込められていて、
またお忙しい中わざわざ時間を割いて、
一つ一つ手作りしてくださった菓子職人の方々の心が込められている。
それなのに、後見でいらした先生がその紹介を間違える。
山茶花のお菓子がいつの間にか寒椿になってしまう。
…確かに、同じツバキ科だけど。
寒椿は山茶花が改良されたもかもしれないけど。
でも、そのお菓子を注文した人・造った人は
『寒椿』ではなく『山茶花』を想ってそうしたはず。

関係者は全員、間違えに気づく。
お客様も目の前にあるお菓子と耳にしたお花のギャップに違和感を覚える。

その場に流れる微妙な雰囲気。

誰もが訂正したい。
でも、誰も訂正しない。
私はそれがとても嫌でした。

また「誰にでも楽しめる」をコンセプトにしたはずのお茶席。
流派によってお作法が微妙に異なるため、
お間違えになられるお客様がいらしても仕方がないことなのに、
それをこと細かに注意する。
しかも直接的にではなく遠まわしに…。
そんな雰囲気の中では、
楽しめるものも楽しめなくってしまいますよね。

その一遍を齧ったことしかない私ですが、
本来お茶というものは「形」以上に「心」が大切なのだと思っています。
…というか、これはお茶に限らずですね。
踊りも歌も楽器も全てがそう。
心があって初めて、技術が光る。
私はそう思っています。
だからそういう細かい作法を注意する前に、
裏のお水屋をどたばた足音をたてて走り回っている、
あなたご自身のお弟子さん方を注意なさったほうがいいのでは?

…とか生意気なことを言ってみる藍でした(笑)
こんな愚痴も、ここだから書けること。
面と向かっては言えません♪

滅多に人に対して不愉快だと感じない藍ですが、
少し限界でそれを1週間以上も引きずっている自分に気づいたので…。
愚痴ってごめんなさい<(_ _)>

でも、久々にお茶席に参加させていただいて、
やはりその雰囲気に魅了させられたことは否定できません。
また機会があれば再開したい、習いごとの一つです。
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