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2008-05-17 (Sat)
08024


小さい頃のお話。

【デパートで地面でバタバタして泣きじゃくる子。】

昔一度だけやったことがあります。
別に何がほしかったわけではなく、
母をこまらせたかったわけでもなく、
ただただそのこういを 体験してみたかったんです。

母には相当ショックを与えたようで、
普通にそのまま見捨てられました。
遠くで他人のフリされました。
それを見て、「母の反応もわかったことだし」と
立ち上がり何事もなかったように母に駆け寄っていきました。

2歳ぐらいのころのお話。


【迷子はお母さん。】

ぼう繁華街で母と逸れた際、
母は必死になって、私を探したらしいのですが、
途中すれ違った人から私の目撃証言を得、
その場所に慌てて向かったそうです。
その場所とは…母が次に行こうと話していた百貨店の前。
母と逸れた私は、母が次に向かうと言っていた場所にいれば、
変に動き回るより確実に母に逢えると考えた様です。
母の方が取り乱していました。

5歳ぐらいのころのお話。


【1人でできるもん。】

親の離婚話が勃発したことがありました。
原因が何にあったのか、どれぐらい深刻な話だったのか、
当時の私は知らなかったし、
改めて聞いたことはないからよくわかりません。

ただ
『そうなったらmiはどっちについていくの?』
と母に聞かれた時に、
『中学あがったら1人で暮らすから私はどちらにもついていかない。
申し訳ないけど小学校卒業するまで待ってほしい。』
と言って母に泣かれたことだけは覚えています。

父を不憫に思ったわけではない。
母の味方をしたかったわけでもない。
どちらかを選べなくて出た発言でもない。
ただ純粋に思っていたんです。
【1人でも生きていける。1人じゃなきゃ生きていけない】と。


10歳ぐらいのころのお話。



【それから15年。】
楽しかった受験戦争を両親のおかげで乗り越え、
両親のお金で大学まで行かせてもらい
稼ぎ初めてなお、実家に厄介になっています。
…到底1人じゃ無理でした(苦笑)
本当に、親に感謝しています。

ただ、物心ついてから親の前で感情を露わにして
暴れたりした記憶がありません。
もちろん母とケンカすれば冷静さを見失うこともあるし
父がパンツ一丁で歩いていれば
『父さんっ!(怒)』って怒ることもあります。

結構いつも糸切れるか切れないかの
ギリギリで生きてることが多いけど
それでもその糸を切らさない術は、
物心ついた頃から身につけていました。
それがよいことなのかどうなのか、は別として。

それは海外での生活が与えている影響が大きいように感じていますが、
それ以上に受験戦争や劇団の運営、
就活の中で得てきたものも大きいと思っています。
学歴云々とよく言われますが、
最近よく思うのは、どこの学校を出たかではなく、
その学校に入るために
どれだけ自分自身との戦いにめげずに来られたか、だと思うんですよね。
だからそれは学歴以外でも同じような体験をしている人は
身につけている術なんだと思っています。
あとは、やはり親の教育(笑)
私と兄とは本当に性格正反対なんですけど、
根本的なところは似ていて、それは偏に母のおかげ。

ただ、先にも述べたようにそれが身についていることが
よいことなのかどうなのかは正直よくわかりません。
それで過度に自分を押さえ込むことも覚えてしまった。
言っていいわがままを言えずに過ごすことも覚えてしまった。
でもそれがあるからこそ強くいられる。
私が私でいられるための大きな柱の一つだと思っています。



『帰ってきて』
と泣き叫び暴れた12歳の子の話を人伝に聞いて
どこか羨ましい、と思いました。
…そんなこと思うべきではないのに。

『私はあなたたちをおいて出ていく』
とその子を前に喚いている母親の姿を想像して、
ひどく浅ましい、と思います。
…私は子育てなんてしたことないのに。

『行かないでください』
と当時付き合っていた彼にはどうしても言えず
違う異性の前で泣きじゃくった自分を思い出した。
……バカだったよなぁ(苦笑)


人に与えた傷は必ず自分に返ってくる。
だから間接的にでもなるべく人を傷つけたくない。
今も昔も、その考えは変わりません。
というかたぶん、小さい頃から思考も何も
あんま成長せいてないんだろうなw
成長したのは性的知識だけかっプー!(*≧m≦)=3

…できることならば、
12歳の子に伝えてあげたい。
あなたはちゃんと愛されてる、と。
誰もあなたを置いていったりはしない、と。
ただ、家族の人全員がその人の立場や役割以前に
ただただ一つの『個』であることを、
そしてあなたもそうであることを忘れないでほしい。
誰もあなたの『個』を否定したいわけじゃない。
でも自分という『個』を守るときに
他の『個』を否定・拒否する手段しか知らない人が多いから、
結果あなたがそう感じてしまうことはあるかもしれないけど、
あなたにそう思わせることが相手の真意ではにないんだ、と。
受け止めて、乗り越えて変わっていけ、と。

たくさんの人の、いろんな人の中で
ゆっくり流れる時間が、少しでも増えますように…(-人-)
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