2009-02-10 (Tue)
「我」と「輪」
よく「で」と「が」の違いって指摘されるじゃないですか。
例えば「夕飯は何がいい?」って聞かれて
「パスタ【で】いい」って答えるのか
「パスタ【が】いい」
って答えるのか。
昔よく母にそれで怒られました(苦笑)
「【で】なんだったらご飯作りません!」と言われ、
慌てて言い直したりしてました。
本当ににたった一文字の違いなんですけど、
大きく意味が違うんですよね。
これ「パスタ」じゃなくて
「お前(あなた)」とかに置き換えると
結構その重みを感じるんですよ…。
「お前(あなた)【で】いい」と
「お前(あなた)【が】いい」…
…前者を言われた日にゃぁかなり傷つきます.゜.(ノ∀`;).゜.
そんな言葉のいろいろを考えているうちに思ったのですが
「が」と「は」
もその文章のもつ意味…というか
この場合はその後に続く文章のニュアンスを
変えてしまうんですよね。
「が」と「で」
においてもそうですが
「が」と「は」
においてもやはり「が」の方が我が強い気がします。
「は」の方が周りへの気配り、というか気遣いが感じられます。
例えば
「私【が】行きます」
と
「私【は】行きます」
前者の場合、それで文章は終わりですよね。
自分自身がどうするのかしか伝えられない。
でも後者は、同じ様に強く自分の意志を伝えているにも関わらず
その先にある言葉が暗に伝わってくる。
「私【は】行きます(で、他の皆さんは?)」
the と a の違いなんだと思います。
"This is【the】 pen".
なのか
"This is 【a】 pen".なのか。
This = penであることを伝えてるのは両文章とも同じだけど
話題として他のものの可能性を残しているのは
明らかに後者なんですよね。
じゃぁ例えば支援系会社の広告では?
「私たち【が】あなたを支えます」
と
「私たち【は】あなたを支えます」
前者の方は広告としてのインパクトは強いけど、
捉え方に寄っては押し付けがましい。
後者の方は広告としてはインパクトに欠ける気がします。
でも顧客側の意思を尊重してくれているのはこちらな気がします。
「私たちは支える体制整えとくけど、
それを頼るかどうかはあなた次第。It's up to you.」みたいな。
そんなことをいろいろ考えていて
【が】は【我】的な、【は】は【輪】的な
意味合いを持ってるんだろうなぁ、と思い至ったわけです。
私は、出来る限り【輪】を使える人間でありたいな、と思っています。
何か意見を求められたら、何かお話したことがあったら、
「自分【輪】こう。であなた【輪】?」って、
ちゃんと聞き返せる人間でありたい。
自発的に話すときも【輪】を使って
相手の意見や気持ちも聞き出したい。
そんな風に思いました。
もちろんいざっ、っていう時には【我】を使いますけどね(≧ヘ≦)
いやぁ、にしても【が】と【は】の2文字だけで
これだけ語れる私って一体…f^_^;
母に話したら「やっぱり学者向きなんじゃない?」とか言われてしまいました(苦笑)
…無理ですからぁ(」゜□゜)」
コメント
そうだね~。
言葉って少しの違い「で」「が」、本位や意図とは違う伝わりをしたり、食い違いしたり、大きく変わる可能性ありますね。
恐さも!
気を付けたい、良く考えて噛み砕いて反芻して使わないとな~(笑)。
「は」→「派」とも感じました。
使い方感じ方おかしいかな?(苦笑)
言葉って少しの違い「で」「が」、本位や意図とは違う伝わりをしたり、食い違いしたり、大きく変わる可能性ありますね。
恐さも!
気を付けたい、良く考えて噛み砕いて反芻して使わないとな~(笑)。
「は」→「派」とも感じました。
使い方感じ方おかしいかな?(苦笑)
2009-02-10 15:26 偲擁
[ 編集 ]
おつかれ~
日本語の難しいところだね~
敬語とか尊敬語とかも難しい^^;
「はし」とかにしても、この平面で
平仮名で見るといくつか意味が出てくるし・・・
まぁ、そういうところが
それが日本語のいいところなのかも知れないけど
使い方を間違えると大変だ~
難しいですよね~。
偲擁様>
たしかに「は」は【派】的要素の方が
大きいのかもしれませんね。
意識していても、間違えてしまう。
そんなときはお互い怒らず、
ちゃんと言い合いましょうね~。
みんと様>
本当にひらがなはかなりの曲者ですよね…。
文脈をきるところを間違えると、
全く違う・たまには間逆の意味をもつ
文章になってしまったりしますからね(6 ̄  ̄)
本当に遣い方を間違えると大変だ~(><)
2009-02-18 23:39 -mi-
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